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Alteryx License Serverの確保

管理者は、予約グループを介して特定のユーザーの製品アクセスを取り置きできます。これにより、ユーザーは必要な製品や機能に確実にアクセスできます。

ヒント

最新の予約オプションについては、Alteryx License Serverのパーティションを参照してください。

要件と前提条件

Alteryx License Serverの予約グループ機能を使用するには、Alteryx Designer 2021.1以降が必要です。

予約JSONファイル

特定のユーザーのために製品を予約するには、まず製品に十分なシートがあることを確認します。

次に、新しい予約グループの定義を含むJSONファイルを作成する必要があります。この予約グループは、1つ以上の予約の定義を含みます。以下のサンプルファイルをテンプレートとして使用できます。

  • 複数の予約グループに同じname値を使用することはできません。ベストプラクティスとして、予約に関連付けられているユーザー名hostIdを予約のnameとして使用することをお勧めします。

  • 予約ファイルには、クライアントデバイスまたは特定のユーザーを識別するhostIdが含まれています。

  • 各予約定義には、1つ以上の予約エントリが含まれている必要があります。エントリには、featureNamefeatureCountが含まれます。

  • ファイルは、Alteryx License Serverインストールと同じマシンに保存する必要があります。また、すべてのコマンドをAlteryx License Serverで実行する必要があります。

  • ファイルをflexnetlsadminファイルと同じディレクトリに保存します。既定ではC:\Program Files\Alteryx\LicenseServer\enterpriseにあります。

予約ファイルのサンプル

このサンプルファイルは、sample userという名前の予約グループを定義し、その中には、1つのhostId (値がsample.user@email.comのユーザー)のための予約が含まれています。

    {
   "name":"sample user",
   "reservations":[
      {
         "hostId":{
            "type":"USER",
            "value":"sample.user@email.com"
         },
         "reservationEntries":[
            {
               "featureName":"Alteryx_Designer",
               "featureVersion":"1.0",
               "featureCount":1
            },
            {
               "featureName":"FlowChartMode",
               "featureVersion":"1.0",
               "featureCount":1
            }
         ]
      }
   ]
}

Alteryx製品と関連機能

各Alteryx製品に関連付けられているfeatureName値については、この表を参照してください。

これらの値は、製品ごとに予約ファイルに追加する必要があります。たとえば、Alteryx Designer製品を予約する場合は、上記のサンプルファイルに示されているように、Alteryx_DesignerFlowChartModeのfeatureName値を含める必要があります。

予約の追加

有効なライセンスを取得し、JSONファイルを作成してカスタマイズしたら、次の手順を実行します。

  1. ライセンスがまだインストールされていない場合は、コマンドラインからC:/Program Files/Alteryx/LicenseServer/Enterpriseに移動します。インストールされている場合は、手順4に進みます。

  2. flexnetlsadmin -server http://localhost:7070 -authorize admin [Password] -activate -id LICENSE_KEY -count 1を実行して、ライセンスをインストールします。

  3. ライセンスが正しくインストールされ、使用可能であることを確認するには、licenseserveradmincmd.exe -s http://localhost:7070 -u admin -p [Password] -lを実行します。これにより、新しくインストールされたライセンスキーと利用可能なシートが1つ表示されます。

  4. flexnetlsadmin -server http://localhost:7070 -authorize admin [Password] -reservations -load RESERVE.jsonを実行します。このコマンドは、RESERVE.jsonという名前のサンプルファイルで指定されたhostId (sample.user@email.com)に指定された製品を予約します。

  5. これで、指定したユーザー(hostID)は、Alteryxを実行し、[ライセンスの管理]ウィンドウにアクセスして、予約済みの製品を有効化できるようになりました。この製品を他のユーザーが使用することはできません。

有効なシートを後で使用するために確保する

有効なシートを複数持っていて、特定のユーザーに対して予約はしたくないが、他のユーザーが利用できるようにもしたくない場合はどうしたらよいでしょうか。

たとえば、License Serverに有効なDesignerシートが3つあり、現時点では、sample.user@email.comのユーザー1人のみがその製品を有効化して使用できるようにしたいと考えているとします。

このシナリオでは、sample.user@email.comのための予約グループを作成し、さらに、残りの2つのDesignerシート用に1つダミーの予約グループを作成することができます。

ダミーの予約グループを作成する

ダミーの予約グループを作成するには、一般的な予約グループの作成手順に微調整を加えます。

  • ユーザーのダミーEメールアドレスを使用します(たとえば、fake.user@email.comとし、これをhostIdフィールドの値として使用します)。ベストプラクティスとして、予約グループのname値にもこのEメールアドレスを使用する必要があります。

  • JSONファイルのfeatureCount値を、確保したいシート数に設定します。カウントを2に設定します(この例では残りのシートが2つのため)。これらのシートは、実際のユーザーが有効化することはできません。

実際のユーザーのためにダミーシートを解放するには、次の手順を実行します。

  1. 未使用のシートを確保しておくために作成したダミー予約グループを削除します。

  2. アクセス権が必要になったユーザー用に新しい予約グループを作成します。

  3. 引き続き、1つ以上のシートを後で使用するために確保しておく必要がある場合は、新しいダミー予約を作成し、必ずfeatureCountフィールドを変更して、すでに有効になっているシート数を反映させるようにします。上記の例で、ダミーグループで確保していた2つのシートのうち1つを解放した場合、featureCountが1のダミーリストを新しく作成します。

ダミーの予約グループを作成する場合、それに割り当てるhostIdもダミーのEメールアドレスにする必要があります。こうすることで、実際のユーザーがこの予約にアクセスすることはありません。

予約の表示

-reservationsオプションを使用すると、既存の予約グループのリストを取得できます。このリストには、グループレベルで予約を管理するために必要となるグループIDが含まれています。

予約グループのリストを取得する

予約グループのリストを取得するには、次のコマンドを使用します。

flexnetlsadmin -server http://localhost:7070/api/1.0/instances/~ http://localhost:7070 -authorize admin [Password] --reservations

特定の予約グループの詳細を取得する

特定の予約グループの詳細を取得するには、次のコマンドを使用します(123は前のコマンドで取得したグループIDです)。

flexnetlsadmin -server http://localhost:7070/api/1.0/instances/~ http://localhost:7070 -authorize admin [Password] --reservations -group 123

予約の削除

予約グループ全体または特定の予約を削除できます。

予約グループの削除

予約グループを削除するには、次のコマンドを実行します。

flexnetlsadmin -server http://localhost:7070/api/1.0/instances/~ http://localhost:7070 -authorize admin [Password] --reservations --delete -group 123

-groupオプションを使用してグループIDを指定します。

特定の予約の削除

flexnetlsadmin -server http://localhost:7070/api/1.0/instances/~ http://localhost:7070 -authorize admin [Password] --reservations --delete -group 1 -reservation 123
  • -groupオプションを使用してグループIDを指定します。

  • -reservationオプションを使用して、予約IDを指定します。