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Serverの新着情報

バージョン: 2025.2.1.24

リリース日: 2025年12月3日

Server 2025.2リリースノート」全文を参照してください。

新しい機能

Alteryx OneへのServer接続

コントローラーページに、新しく「Connections – Alteryx One」(接続– Alteryx One)機能が追加されました。このアップデートでは、Alteryx Server環境をAlteryx One Platformに接続する手順が簡素化されました。これにより、データ系列接続の設定方法、およびServerからAlteryx Oneを通じてAtlanやCollibraなどの外部データカタログに系列メタデータを送信する方法が合理化されます。

管理者は、自分のAlteryx Oneワークスペースアカウントを使用して、ServerとAlteryx One間の認証と接続ができるようになりました。統合を有効にするには、Alteryx OneからServerリンクペイロードを生成します。次に、そのペイロードをAlteryxシステム設定コントローラー設定ページに貼り付けて接続をテストします。

注記

ServerとAlteryx One間の通信に使用されるサービスプリンシパルには、Alteryx Oneの管理者ロールが必要です。権限が制限されたカスタムロールは現在サポートされていません。

Serverリンクペイロードの生成と使用に関する詳細については、データ系列接続コントローラーのドキュメントを参照してください。プロキシを使用している組織は、必要なAlteryxプラットフォームサービスのエンドポイントを必ずホワイトリストに登録してください。

Serverホストの復元プロセスの更新

Serverホストの復元プロセスを改善しました。これによりアップグレード時やインフラストラクチャの変更時の複雑さとリスクが軽減します。これまでは、ホストの復元はほとんどが手動で40を超えるステップを要していたため、特にサポートが終了したオペレーティングシステムからの移行や新しい環境への移行には、多くの方が躊躇や困難を感じていました。

そこで、次2つの復元方法から選べるようにしました。

  • 手動: 各ステップを手動で行います。カスタム環境やスクリプトを使用できない場合に最適です。

  • スクリプト: 新しい復元スクリプトを使用して、Serverホスト復元ガイドの最初の4つのセクション(準備、インストール、ランタイム設定の復元、MongoDB)を自動化します。残りのステップは手動で行います。これにより、特に組み込みのMongoDBを使用している場合に、手動での作業が減り、復元が標準化されます。ライセンスポータルからスクリプトをダウンロードできます。

ホストの復元プロセスの詳細については、Serverホスト復元ガイドを参照してください。

Server APIの更新

実行中のジョブを監視するための新たなAPIエンドポイント

管理者向けに、新しいエンドポイントGET /v3/jobsを追加しました。これにより、Serverで待機中および実行中の全てのジョブを効率的に管理できるようになりました。このAPIは、ジョブID、ステータス(待機中、実行中、完了、初期化中)、ワークフロー名とID、送信ユーザー、開始時刻、待機時間、実行期間、優先度(該当する場合)など、詳細な情報を加えたジョブデータをJSONで返します。

1回の呼び出しで包括的な概要を提供することで、管理者はジョブを1つずつクエリすることなく、システムの健全性をすばやく評価し、問題を検出し、対応作業を自動化できます。このAPIエンドポイントは、サポートの負荷を軽減し、ジョブキューの問題への迅速な対応を可能にし、管理者がジョブのキャンセルなどの独立したアクションを自信を持って実行できるようにします。

このエンドポイントの詳細については、ジョブエンドポイントを参照してください。

SDKコネクタをサポートするDCM APIの拡張

データ接続マネージャー(DCM) APIを拡張し、SDKベースのコネクタが完全にサポートされるようになりました。これによりAPIを介したエンドツーエンドのライフサイクル管理が可能になります。この機能拡張により、SDKコネクタベースの接続の自動化されたAPI駆動の作成、更新、削除、取得が可能になり、クラウドワークフローとデスクトップワークフロー全体で自動化と統合の幅広いユースケースが可能になります。

詳細については、DCMエンドポイントを参照してください。

新しいパラメーターによるワークフローエンドポイントの更新

DesignerとServerの個別のアップデートをサポートするため、新しいパラメーター—bypassWorkflowVersionCheck—が次のワークフローエンドポイントに追加されました。

  • POST /v3/workflows

  • POST /v3/workflows/{workflowId}/versions

この更新では、REST APIを介してアセットをServerに直接アップロードする際に、bypassWorkflowVersionCheckフラグを使用できるようになりました。Serverのバージョンがワークフローのバージョンよりも古い場合に、通常はアップロードを妨げる策が講じられますが、これを回避することができます。使用方法に関する詳細については、ワークフローエンドポイントを参照してください。

Server UIから分析アプリを直接スケジュール

Server UIから分析アプリを直接スケジュールできるようになりました。これにより、カスタマイズ可能な日付、時刻、繰り返しの設定に基づいてアプリを自動的に実行できます。また、単一で一元的なワークフローまたはアプリを維持しながら、スケジュールされた実行ごとに異なる入力値を柔軟に指定できます。

分析アプリのスケジュールを設定するには、Server UIでアプリを選択、[スケジュール]を選択して各設定を行い、必要な入力フィールドに入力してから、スケジュールを保存します。詳細については、ワークフローのスケジュール設定のヘルプページを参照してください。

資格情報UIの機能拡張

このアップデートでは、資格情報の管理エクスペリエンスに関してさまざまなUIの改善が施されました。これにより、ユーザビリティについてのフィードバックに対応し、表示の不整合が解決されました。また、2025.1リリースに含まれていなかったエッジケースのシナリオがサポートされるようになりました。

重複した資格情報を、Alteryx Serverプラットフォーム経由で共有されていなくても使用できるようになりました。

これらの機能拡張により、資格情報インターフェースがプラットフォーム標準とユーザーの期待に沿うよう機能するようになります。

React 19のアップグレード

Alteryx ServerをReact 19にアップグレードしました。これにより、Reactエコシステムに導入された最新の機能とパフォーマンス改善が活用されます。このアップグレードにより、バンドルサイズが縮小され、ユーザー体験が合理化され、最新のOnyx UIコンポーネントとの互換性が確保されます。React 19がServerとOnyxの両方でサポートされるようになったことで、今後のAlteryx製品全体のアップグレードがよりスムーズで一貫性のあるものになります。

Server UIでのReact Router v7へのアップグレード

Server UIのreact-routerをバージョン5.1.2から7.8.2にアップグレードし、パフォーマンス、バンドルサイズ、ルーティングの柔軟性が大幅に向上しました。このアップデートにより、データ読み込みの効率化とエラー処理の簡素化が可能になり、ナビゲーションの高速化と将来の機能拡張の基盤が築かれます。