データ認識
データ認識をオンにすると、Alteryx Copilotにワークフロー内のデータへのアクセス権が付与されます。データにアクセスできることで、Alteryx Copilotはよりインテリジェントでデータに基づいた支援を提供できます。データ認識がオフの場合、Alteryx Copilotはワークフローのメタデータにのみアクセスできます。
注記
データ認識を有効にすることで、Alteryx Copilotにワークフローからデータをサンプリングすることを許可することになります。この利用は、Alteryxのエンドユーザー向けライセンス契約またはDesigner DesktopとAlteryx Copilotの使用を規定するその他の適用契約の条件に従います。
データ認識の利点
データ認識をオンにすると、Alteryx Copilotは以下のことができるようになります。
データに基づいて、より適切なツールまたは設定を推奨します。
データに含まれるNullや外れ値などの潜在的な問題を検出するプロファイリングツールを提案します。
データ型の変換や列の書式設定など、変換に関するガイダンスを提供します。
列の値を知ることで次のステップを定義しやすくなるような、探索的で分析中心のプロンプトに対して、より的確な回答を提供します。
データ認識の仕組み
Alteryx Copilotは、質問に正確に回答するにはデータが必要であると判断した場合、特定のツールアンカーにおけるデータをサンプリングします。
データは、DesignerのBrowse Everywhere機能で生成されるYXBEファイルから取得されます。YXBEファイルは、ワークフロー実行後にアンカーポイントで利用可能なデータの一時的なスナップショットです。Browse Everywhereのデータの詳細については、こちらをご覧ください。
Browse Everywhereが保存するデータの量を設定するには、[オプション] > [ユーザー設定] > [ユーザー設定の編集] > [一般] > [ツール結果設定を上書き] > [アンカー当たりのメモリ上限]に移動します。既定のメモリ上限は、アンカー当たり1 MBです。
Alteryx Copilotがワークフロー内のデータにアクセスできるようにするには、ワークフローを実行してYXBEファイルを生成または更新する必要があります。要求されたアンカーにデータがない場合、Alteryx Copilotがワークフローを実行してデータサンプルを作成または更新することがあります。
データ認識の使用を開始する
データ認識をオンにするには、以下の手順を実行してください。
Alteryx Copilotから、[設定] (歯車アイコン)を選択します。
[プライバシー]で、[Data Awareness]トグルをオンにします。
オンにすると、Alteryx Copilotで使用するすべてのワークフローにデータ認識が適用されます。Designer Desktopの再起動やAlteryx Copilotの再読み込み後もオンのままです。
データ認識をオフにするには、以下の手順を実行してください。
Alteryx Copilotから、[設定] (歯車アイコン)を選択します。
[プライバシー]で、[Data Awareness]トグルをオフにします。